BADEND IS BEAUTIFUL

バッドエンドは美しい

ピッチパーフェクトで使われている音楽と他の映画との関係

ラストで3曲混ぜたかっこいいのがあるでしょ。Jessie Jの「Price Tag」、Simple Mindsの「Don't You (Forget About Me)」(関係ないけど、洋楽ってこういうカッコの使った曲名がたまにあるよね。ストーンズのなんちゃらって曲が印象強いけれども)、PitbullのGive Me Everything。

 

 どれも原曲もすっごくいい曲でぜひ聞いて欲しいのですが、あれですよ。プライスタグ。これってあれですよ。クロニクルの冒頭で主人公がふざけて歌うやつですよ(予告編でも聞けるよ)。あれってふざけて歌われてるけど、歌詞(結構簡単な英語ですし、和訳サイトもあるよ)読むとすごくいいこと歌ってるんですよ。自分の場合はすぐにiTunesで購入してそれからずっと聞いている好きな曲で、当然ピッチパーフェクトでかかった時もアガったねえ。おすすめですね

 

そして2曲目のドンチュー、これはピッチパーフェクトの劇中、ブレックファストクラブっていう映画を主人公が見て感化されて使うことになるんだけど、ブレックファスト~のエンディングっつかテーマ曲みたいなものですね。対話というか深く自分たちの悩みや心情を吐露してお互いを理解し合うんですよ。ピッチパーフェクトではちょっと唐突だったけど。普通もっと仲良くならねえかなあって違和感があった。とはいえいい曲なのでいいのです。いいアレンジだった。

 

 ちなみにブレック~では不良キャラがエンディング入る前に高らかに右手(左手だったらすみません)を挙げるのだけれども、ピッチ~でも、この曲を使ってくれたことに気づいた主人公の恋人(映画をいくつか貸した中にブレック~があってそれをちゃんと見てくれたんだね、みたいなやつね)が、客席から、映画と同じように腕を挙げるんだこれが。「ブレック~の映画を見るシーン」って少ししか映らないから、これは見てないと気づかないかもしれない。

 

 最後の曲、ピットブルのやつも原曲かっこいいよ。といっても、個人的にはピッチパーフェクトのアレンジの方が好きかも。あの吸い込んだ感じの音の出し方がものすごくかっこいいのよ。だいたい、原曲ってなんか「モロ打ち込み」って感じでチープなんだよね。好きな人、ごめんなさいね。

桐島。

観ました、「桐島、部活やめるってよ」。傑作でした。感想は、言い尽くされてるのであまり他の人が書かないことを。


前田の親友役(前野朋哉氏)が26、7歳っていうのにビックリ。しかも実際に映画作ってるっていうのに二度ビックリ。ていうかこういう作風だと、「キャスティングが見事」っていうのがすなわち「キャスティングが残酷」ってことになると思った。


あと撮影風景が気になる。神木くんが裏で感じ悪かったらいいのに。DVDにメイキングでもオフ映像でもなんでもいいから大量に付けてほしい。


また彼らに会いたい。

ヒッチコックの「ロープ」みたいなのは今なら完全に作れると思うんですよ

ヒッチコックのロープという映画は、カットが無い。それはつまりどういうことかと言いますと、ずううっっっっっっと録画ボタンを押しっぱなしな訳です。長回し。「カットォ!!」が無い。あ、ちなみにカメラは移動してます。時に複雑な動き(レールのような物を使って固定&スライド。うろ覚えだけれども。)をしながら。


ただし、この映画は60年近く前のものなのです。その当時、そんなに長い時間撮影出来る機材があったか。ある訳ありません。え、どうやって撮ったの。となるわけです。方法はなんと、驚くなかれ。人の背中をドアップにします。黒いジャケットをドアップにするとほとんど真っ黒になります。その間にフィルムを交換するのです。繋げるとどうでしょう、なんとつなぎ目がほとんど目立たないではありませんか。


しかし、違和感が全く無いとは言えません。確かに死体を隠したタンスをテーブルにしてる等若干恐怖の演出があり、それとマッチしてると言えなくも無い。ただし、その周りにその死体の親とかがいて「息子おせーな。」とか言ってる訳ですし、パーティーしてる訳です。サスペンスの棚(あるいはヒッチコックコーナー)に置いてることが多いこの作品ですが、完全にギャグです。私なんぞは鑑賞中、終始含み笑いです。


まあなんだかんだであの演出は違和感があります。少なくとも「必然性」はありません。しかし、現代ならあんな演出することもなく、違和感のないカット無し撮影が可能でしょう。ただ、ロープを再び撮っても仕方が無いし、かといってトムヤムクンみたいな派手でストイックなアクションなんぞは過労で誰か死んじゃうかもしれません。どうしても今作やソウやキューブのような小部屋ものになってしまうのではないでしょうか。


あとそんな物好きな脚本家やカメラマンや俳優がいるとも思えないし。作ったところでロープの二番煎じ扱いなんでしょ。あーあ、やってらんねーって感じじゃないですか?

第9地区観た!ヨハネス!スラム街!空中要塞!グジュグジュクチャクチャ海老星人!ブジュブジュグチャグチャ人体破裂!

観た!んで一通り感想読み終えたんですが、ある程度語られ尽くされてる感がありますので、ここでは見所を淡々と。


その1、血しぶき!エイリアンの武器は超強力。だけどもエイリアンにしか使用できないのだ。DNAかなんかで反応するらしく。でとにかく糞みたいに強力で、一撃で人間がブジャッ!!ってなる。爽快。そう、人間って液体がほとんどなんですね。撃ちたい!超撃ちたい!


その2、パワードスーツ!がんがんにビームっぽいのを撃ちまくって(上述のエイリアン兵器と同様)むかつく連中全部ブチャグチャのジャグブジュ。ジャンクから作られてるっぽく、手作りのあたたかさを感じました。しかし中身は超ハイテクなんです。エイリアン製ですから。彼ら、進んでますから。


その3、エイリアン語!変なエフェクトかかってて超かっこいい声。ちょっと私には分かりづらかったのですが、実は英語だったの?ま、なんとなくだけど人間もエイリアンもどっちも、多少はお互いの言語をかじってるっぽくしてたっぽい。ぽいぽい。


全体的な感想としては、見せ方が半分モキュメンタリー(ドキュメンタリー風味)だからか、SFとか設定抜きにしてどんどんこの異様な世界に引き込まれて「おいおいおいおいなんだなんだどうなるんだどうなるんだ」のドキドキドキドキが持続して心地いい。


モキュメンタリーなSF自体は昔からあったんだろうけど、今回は「ヨハネス」のロケーションがあまりにも、そうあまりにも良すぎた。私たちが持ってるであろうヨハネスに対する怖いイメージが、この映画の異様さを増幅させてるんではないだろうか。

イングロリアス・バスターズ観た!削がれる頭皮!飛び散る血!映画で映画が映画を××!!

タイトルの最後、ちょっと町山さんを意識したり。
てわけで観てきましたっす、
イングロリアス・バスターズ」を。
初日に観て、色んな感想を読みたくなって
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一応ジャッキー・ブラウン以外のタランティーノ作品は全て観てるので、
ジャッキー・ブラウン何故か置いてない!てことで今度買います)
当然今作も観に行きました。


私は「飛び交う銃弾+飛び交う血!」の派手な絵が大好きなので、
タラはレザボアが一番!だったのですが今回で一位が入れ替わっちゃった。
レザは最後の最後がド派手!な血しぶきで綺麗な終わり方だったんですが、
今作は中盤1箇所とラスト2箇所の計3箇所で血!血!血!
もう、悶え死にました。


中盤のは酒場(マスターがタラかな〜と勝手に期待してたけど違った。デス・プルーフと同じ事二回もやらんか!あ、よく考えたらドイツ語喋れないからか!)での銃撃戦だったんだけど、本当に死にまくるのがあっという間なので、このシーンは凝視すべきだと思った。しかし数の指折りの数え方が国によって違うってのはビックリ!そういう意味で、諸外国の文化とか言葉を軽くでも嗜んでおくと楽しさが倍どころか4倍くらいになると思う。


あと今回も会話シーンが多いんだけど「無駄な喋り」は無かった。あくまで「相手を和ませるための雑談」のような意味合いなので、レザボアとかデスとかののりが好きな人はちょっとガッカリするかもしれない。逆に言うと、必要な会話だからこそ、その裏にある心理の読み合いが楽しめた。この点はタラ映画で少し新しさを感じた。


他の感想を読んでたらやっぱり「外国語が飛び交う点がいい」ってのが多かった。秘宝のインタビューでも「ドイツ人とかが英語しゃべってるのはおかしい」みたいなことを言ってたしね。(個人的にはタラ作品じゃないけど燃えドラもすげー違和感あるんだよな)


そういえば武器について触れてる貴重な記事があったので紹介しておこうと思います。
hoghugさんの
今日のお題・・・・・・・・・・『イングロリアス・バスターズ』(2009年 米国) - HOGHUGの日記
という記事。
手に取り付けてパンチしたらバキューン!みたいな銃が出てくるんだけど、あれは(以下引用させていただきます)「ハンド・ファイアリング・システムMk-2”が2挺登場し、この銃は手袋の手の甲に単発式拳銃弾発射装置が据えられ、バレルが引き金の役目をし、突き出たバレルを相手に押し付けた瞬間に弾が発射される際物であり、大戦中に至近距離からの暗殺他の為に海軍情報部によって作り出されし業物」らしく、実際にあったのねと感心。こういう解説はありがたいです。


終盤のリンチ銃殺は必見!人間なんて肉の塊!

帽子と鞄と靴がたくさんある

いわゆる小物か。それが自分は、比較的多いのではないかと思う。帽子はキャップとかニット帽とかハンチングとかキャスケットとか、一通りは揃っているがハットはない。ちょっと恰好付けすぎかなと感じるから。


鞄はビジネス1、フォーマル1、カジュアル3。こと鞄に関してはなぜか、時しらずに自分好みのがよく置いてある。


靴はビジネス2、フォーマル2、カジュアル7。ちなみにスニーカー、バンズとコンバースにかたよっている。


当然の如く、トップとボトムも多いがそれについて書き始めると日が暮れてしまうので書かない。こういう話って、知人にもなかなか聞きにくい。ファッション好きな人と「あれがいいこれがいい」と話すことがあるが、数の話にまではいかない。具体的な数にまで触れると、プライベート過ぎる。難しい。


今ふと思ったんだが、トップとかボトムとか靴とか全て7種類ずつ持っていて、毎日順番通りに身につけると、曜日毎の服装になってしまう。想像すると笑える。その曜日にしか会わない人からすれば「あの人毎回同じ服!」状態に。